▲障子の仕上げ時に使用 噴霧器
前の糊が障子の骨に残らないように水洗いをしっかりと行ってから乾燥させて、紙貼りを行います。
手作業で多少時間が掛りますが、丁寧に真心を込めて作業をします。
広く使われている障子紙には下記4種類があります。
◆ 普通紙
いわゆる普通の障子紙で、最も多く使われております。
◆ 雲龍紙
紙の繊維で雲龍模様を漉き上げたものです。
【普通紙無地】
【普通紙雲竜】
◆ タフトップ紙
樹脂繊維を漉き込み、普通紙の約5倍に強度アップしたものです。
【タフトップ無地】
【タフトップ雲竜】
◆ ホームワーロン紙
薄い樹脂板の両面に障子紙をラミネートしたもので“破れない障子紙”と呼ばれています。
指でついても穴が開くことはありません。
強度面では大きな特長がありますが、デンプン糊だけでは貼り難くエマルジョン系のボンドを混ぜて用います。
この場合次回貼替え時、古い紙を剥がす際に木桟を傷めることがあり注意が必要です。
従ってホームワーロン紙は小さな子供さんがいるお宅等、強度の特長が十分生かされる場所で使われることをお奨め致します。
この紙は他の障子紙と比較し使われる量が少ないこともあり、巾広の材料は準備されておりません。また長尺品も7尺(2100mm)までです。
【ホームワーロン無地】
【ホームワーロン雲竜】