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建 材 床
藁床に代わるものとして開発されました。
材料は低密度の木質繊維板で、インシュレーションボードあるいは畳ボードとも呼ばれています。
木材を繊維になるまで溶解槽の中で解し、紙を漉く要領で漉き上げた後、軽くプレスして板にしたものです。
厚さ7〜15mmに出来上がった畳ボードを所定枚数重ね、ミシンで縫い合わせて畳床とします。 この際、
畳ボードのみで作った建材床T型、発泡スチロール板と併用した建材床U型、V型があります。
発泡スチロールを使う目的は藁サンドイッチ床と同様、畳床の軽量化です。
建材床T型 建材床U型 建材床V型

さらに畳床製作時に最下面にはPPフィラメントをラミネートしたクラフト紙を置き、防湿性と畳表を逢着する時の
糸掛りを得るようにします。
一方最上面には種々のクッションシートを縫いつけることがあります。このシートにより畳の足当りが大きく変わり
ますので、出来ればお客様と打合せの上、仕様決めしたいところです。
最近の畳は硬いという意見を伺うことがありますが、クッションシートを設けることで大巾に改善することができ
ます。
建材床は畳の特長の一つである吸放湿性能が藁床と変わらぬ上に、内部に虫が潜り込める隙間が少なく
虫害が発生しにくいと好評です。

薄 畳 用 床
今まで述べてきた内容は畳の出来上がり厚さが約55mm、畳床として50o厚さ
念頭において説明しました。
畳として最も一般的な厚さです。
しかしながら薄畳のところで述べましたように洋間と和室のバリアフリー化、畳仕
上げで床暖房をする、あるいは薄畳にすると間取りが自由にできる・・・等々の
理由で12〜15mm厚さの薄い畳が求められるようになりました。

畳表は今まで説明してきました畳表と同じものを使うことが出来ますが、畳床や
畳工事全般に種々の工夫、配慮が必要になってきます。
一般向きの薄畳床
     
さらに床暖房対応薄畳となると、畳が乾燥状態になる上に大きな温度変化があること、畳の表裏の温度差が30℃
近くになること等で安定した品質を確保することがさらに難しくなってきます。
                    現在市販されている主なものは           
  ・ 薄いベニヤ板を基板にして表裏に薄いアルミ板を貼りつけたもの
  ・ 薄い畳ボードの表裏にガラスマット状のシートを貼り付けたもの
  ・ 特殊プラスチックの複合体でできたもの
などが使われておりますが一般向きの畳床に較べかなり高価なものになってい
ます。
左図はガラスマット状のシートを使った床暖房用の畳床です。
床暖房用畳床の例